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「貯金」と「投資」どっちがいいの?昔から変わらない最適解はコレだ!

こんにちは!

個人投資家Kindle作家のあっきーです(^^)/

来年から新NISAがスタートするということで、世間では投資への注目が集まっていまっすね。

本来、売買取引で得た利益や配当金に20%の税金がかかりますが、NISAで得た利益は税金が非課税。

つまり、利益は全額自分の手元に残る!!

めちゃくちゃお得な話ですよね!

ただ、「新NISAがお得なのは分かるけど、投資より貯金の方が目減りしなくて良いのでは?」と言う方もいらっしゃると思います。

また、「結局のところ、投資と貯金、どっちが良いのか分からない!」という方もいらっしゃるでしょう。

結論から言うと「投資も貯金もすべし!」です。

各々のメリット・デメリット、なぜ投資も貯金もした方がいいのか、貯金歴7年、投資歴3年の私の実体験に基づいて解説したいと思います。

投資のメリット

資産増加が期待できる

投資をする最大のメリットは「資産増加が期待できる」ことです。

株式投資は、上がり下がりを繰り返しながら、ゆっくりと上昇していきます。

つまり、資産がゆっくりですが上昇していくということ!

長期間であれば長期的であるほど、資産はグッと増えていきます。

 

配当金という副収入

企業の中には、売上の一部を配当金として株主に還元してくれる企業があります。

全ての会社が配当金を出しているわけではないので注意して下さい。

配当金は、一株につき数十円、数百円単位です。

持ち株数を増やせば増やすほど、受け取れる配当金額は多くなる!

日本の企業では、花王が30年以上連続増配していることで有名ですが、30年も連続増配しているのは花王だけ…

ですが、米国株になれば、30年以上連続増配の企業がいくつもあり、中には60年以上連続増配なんて企業もあります。

今年買った株で貰える配当金が、来年には買い増さなくても増えている!

単純に収入が増えるということです。

株を始めた当初は微々たるものかもしれませんが、持ち株数が積み上がれば積み上がるほど、配当金の収入はどんどん増えていくので、給料以外の収入になり得ますね。

 

投資のデメリット

資産が減る時期がある

先程も説明した通り、株式は上がり下がりを繰り返しながら上昇していきます。

ですので、いざお金が必要な時に株価が下がっていることがあります。

また、デイトレードという毎日取引をするような短期間での取引では、資金力のない個人投資家は資産を減らしがちです。

短期間の取引には、機関投資家と言われるプロの投資家が入ってきます。

株の売買を生業としている方達なので、初心者がデイトレードに参加しても資産が減っていくことは必至です。

すぐに引き出せない

株は、売買をして初めて利益が出ます。

株を保有している間も「時価評価額」が表示されますが、それはあくまで数字上の話です。

持ち株を売らない限りは、現金としての利益はありません。

持ち株を現金化するには、株を売却して約定した後、証券口座から銀行口座に入金する必要があります。

「銀行口座から現金を出金する、送金する」だけの状態と比べると、時間と労力が必要になります。

手間がかかることに加えて、「人間の心理」が邪魔をしてくるケースもあります。

すぐに現金が欲しい時、持ち株を売って現金に替えないといけないと説明しましたが、ちょうど下落相場の時、なかなか持ち株を売ることができないのが人間の心理です。

どうしても「損はしたくない」という気持ちが働きます。

また、タイミング良く、利益が出ている時に売ろうとしても「もう少し待てば、もっと上がるかもしれない」なんて気持ちがでてきます。

株は長期投資がオススメですが、長期になればなるほど、持ち株を売りにくくなる…

なかなか難しい話です。

 

貯金のメリット

資産増加が一見して分かる

貯金のメリットは、貯金額が右肩上がりに増えることです。

1,000円でも10,000円でも、貯金口座に入金すれば、貯金額が増えます。

貯金額が増えれば「貯金をしている」という実感が沸くので、やる気も出てきます。

投資は、資産額の増減を繰り返しながら、長い目で見て増加していくと説明しました。

貯金は、短期目線で見ても、貯金をすればするほど貯金額が増えるので、気持ちの面で穏やかな状態が保てます。

 

すぐに引き出せる

貯金の良いところは、ATMや銀行窓口に行けば、すぐに現金が引き出せることです。

急にお金が必要になる場合ってありますよね。

そんな時、投資資金で急な出費に対応するのは難しいです。

先程も説明したように、持ち株を売却しなければ、現金として出金できませんからね。

その点、貯金であれば、既に銀行口座に現金があるので、すぐに引き出すことができます。

今ではネット銀行があるので、急な出費と言っても、スマホ1つで簡単に振込等ができるので、ATMや窓口へ行く必要もなくなってきました。

 

貯金のデメリット

ほとんど利子がつかない

銀行にお金を預けていても、お金はほとんど増えません

いざという時のために、定期預金をしている方もいらっしゃいますと思いますが、現在の銀行の金利ってご存知でしょうか?

大手銀行の金利は、なんと!………0.002%

100万円を1年間預けたとして20円しか増えません…

金利が良いネット銀行でも、最も金利が高いもので0.3%が限界です。

0.3%の金利というと、100万円を1年間預けて3,000円の利子が付く。

大手銀行と比べれば、まだマシですが、それでも少ないですよね。

1980年代には、銀行の金利は8%近くありました。

100万円を1年間預けると8万円の利子が付く!

投資でも8%の利回りはなかなかありません。

1980年代であれば、貯金が最適解だったでしょう。

 

お金の価値が下がることに対応できない

貯金をしていれば、資産額は右肩上がりに増えていきます。

しかし、それは日本円が増えているだけ…

世界に目を向けると、為替があります。

各国の通貨の交換比率で、「通貨の価値」と言ってもいいでしょう。

株価が増減を繰り返すように、お金の価値も増減を繰り返しています。

円高」「円安」という言葉を聞いたことがあると思いますが、これは他通貨との相対的価値のことです。

円高は1円で他通貨を多く買えること、円安は1円で他通貨を少ししか買えないことです。

植田日銀総裁の「年末から来年にかけて一段とチャレンジングに」という発言で円高が進みましたが、それでもまだまだ円安です。

米ドルと比較して見ると、1$を買うのに150円近くの日本円が必要になります。

10年前は1$120円でした!

10年間で約20%も日本円の価値が下がったことになります。

最近、「物の値段が上がった」と感じることがありませんか?

それは、多くの製品を外国からの輸入で賄っているから、日本円の価値が下がっている影響をもろに受けている証拠です。

貯金だけでは、物価上昇と円安のダブルパンチが来た時に対応できません…

 

結局どちらがいいの?

どちらも大切!

投資と貯金のメリット・デメリットを見てみると、結局どっちが良いのか分からないですね(笑)

結論から言うと、「どちらも大切」です!

投資のメリットは貯金のデメリットに対応、貯金のメリットは投資のデメリットに対応できます!

投資で資産を増やしつつ、貯金で緊急時の出費に備えるのが最適解です。

 

まずは貯金から

「投資で資産を増やしつつ、貯金で緊急時の出費に備える」と言っても、順番があります。

まず最優先すべきは「生活防衛」です。

生活防衛費とは、突然収入がなくなった時の生活費を支える貯金のこと。

怪我や病気、会社の倒産など、急に収入が0になるリスクは常にあります。

そんなリスクに備えて、「3ヶ月分の生活費」を貯金しておくようにしましょう。

「3ヶ月」は、あくまで目安です。

1ヶ月分の生活費がいくらか、会社の保障や保険でいくら賄えるか等を計算する必要があります。

もし仮に、会社が倒産した場合でも、雇用保険のおかげで数ヶ月は収入が無くなることはありません。

雇用保険の失業手当が給付されている期間に転職先を探すことができます。

「3ヶ月分の生活費」を貯金しておけば、今の生活が大きく揺らいだとしても、なんとか持ちこたえることができます!

日々の生活に安心感を持たせるためにも、「3ヶ月分の生活費」は確保しておいて下さい。

 

その次に投資

3ヶ月分の生活費を貯金できたら、次は投資で資産を増やしていきましょう。

前述したように、貯金をするだけでは資産はほとんど増えません…

働いても働いても増えない貯金額に、先の生活に不安を感じてしまいます。

その不安は、この先ずっと続くでしょう。

先の生活の不安を少しでも少なくするために投資をして下さい!

資産額は上がり下がりを繰り返しながら、ゆっくりと上昇していきます。

また、投資したことで入ってくる配当金を再投資すると、増えるスピードはもっと加速するでしょう。

アインシュタインが「複利は人類最大の発明」と言ったように、複利の効果は、私達が思っている以上にすごい効果を生みます。

老後資金の不安も軽減できるはずです。

 

まとめ

貯金も投資もやるべし!

貯金は生活費3か月分でOK

貯金と投資の両輪を回して将来のお金の不安を減らそう

貯金も投資も大切です!

急な生活の変化に対応するための蓄え、将来の生活、特に老後の生活の不安を軽減するための資産運用。

この2つの車輪を回しながら進めていくと、何もしなかった時と比べると、遥かにお金の不安が減ります。

来年は、新NISAがスタートします。

これからの日本では、投資が当たり前の社会になっていくでしょう。

NISAが好調だったからこそ新NISAがスタートするわけです。

冒頭でもお伝えしたように、新NISAは本来課税される約20%の税金が非課税になる、非常にお得な制度です。

お得な制度を利用して、将来のお金の不安を少しでも減らして、今の生活を楽しみましょう!